ニュース・コラム

2019.07.02

コラムクラウドの利用形態について

shutterstock_763435072

今や現代の生活には欠かせなくなったインターネット。クラウドサービスが定着し、インターネットを通じて様々なアプリケーションやサービスが展開しています。さて、今回は身近で使っているもののとして、パブリッククラウドとプライベートクラウド、その特徴と違いについてご紹介いたします。

パブリッククラウドとは

クラウドプロバイダーなどが提供するクラウドコンピューティング環境を不特定多数のユーザ(企業や組織という大きな存在から個人まで)がインターネットを通じて利用出来るサービスです。ポイントとして、パブリックという言葉の通り、公共的にクラウドコンピューティング環境が利用できるため、ユーザはハードウェアや通信回線などを所持しなくとも使えます。これらを提供する有名な事業者は誰もが知っているGoogle、Amazon、Microsoftなどが挙げられます。

プライベートクラウドとは

クラウド技術を用いてオンリーワンのコンピューティング環境を構築、利用するサービスです。プライベートクラウドの構築にはパターンが分かれており、企業・組織が社内環境を構築するオンプレミス型と、Iaasのように資産を持たず、クラウド事業者のサービスを活用するホスティング型があります。

パブリッククラウドのメリットとデメリット

企業などでクラウド環境を使う場合のメリットとして、システム管理を社内で対応する必要がなくなることや利用した分だけの料金となるため、コスト低減を見込めることなどが挙げられます。一見するとデメリットがないように思えますが、その限りではありません。インフラ環境やアプリケーション等をクラウドプロバイダーに預けている状況となるため、ユーザ側からシステムを可視化することが出来ない点、障害が発生してしまった場合、業務が止まってしまうという問題があります。
ユーザ側からすれば、障害が起きるパブリッククラウドを使いたいと思わないでしょう。だからこそ、各クラウドプロバイダーはSLA【サービス品質保証】を提示してユーザ側に対し、どの程度の品質を保証するかを明示しております。

プライベートクラウドのメリットデメリット

企業などでクラウド環境を使う場合のメリットとして、セキュリティ要件やシステム構築に対して、パブリッククラウドよりもより高度に、ユーザの要件に併せて柔軟に対応できることになります。デメリットとして、ユーザ独自の仕様で作り上げられる分、パブリッククラウドよりも初期費用、メンテナンス費用は高額となり、場合によってはオンプレミスとほぼ変わらない価格となることもあります。

最後に

今後、業務全体のクラウド化を検討されるならば、これらの特徴を活かしたIT戦略を描くことが成功のポイントになるかと思います。今やクラウドサービスは私たちの暮らしには欠かせなくなり、ニュースやコマーシャルで聞こえるようになったAI、IoTといったサービスも、これらのクラウドコンピューティング環境を通して活用されています。

NSKではMicrosoft Azureを基盤としたシステム構築が多数ございますので、お気軽にご相談頂ければと思います。

  • 追加する
資料請求・お問い合わせはこちらから
TEL0120-10-6888 営業時間 9:00~17:30 (平日)